中古の太陽光発電所のメリット・デメリット
自称太陽光投資家のズヤです
今回は「太陽光発電を始めたいけど中古の発電所ってどうなのだろう?」と言う人向けに実際に太陽光発電をしている私の考え方を踏まえて解説していきます
中古の太陽光発電のメリット・デメリット
メリット1、発電実績がある
この発電実績がある事は太陽光発電事業として大きなメリットです
なぜなら新規で作った場合にシミュレーションより低ければそれがそのまま20年続いてしまうからです。
せっかく土地を探して、シミュレーションして、業者とあれやこれやと忙しい日々をおくってようやく完成した発電所が予定利回りを下回る悲惨な結果になる可能性もあります
それに比べて中古発電所は数年は稼働しているのでしっかりと実績を残し安定して売電できることを約束されているようなものです
この様に売電実績があるからこそメリットになるのではないかと私は思います
メリット2、すぐに売電が開始できる
こちらも大きなメリットです。
新規で発電所を作るとなると最低でも半年の期間は施工待ちになります。その期間に業者の倒産や法改正により作れなくなると言った不具合も発生する可能性があります。せっかくお金を支払ったのに施工途中で頓挫したり、待ってる間に施工不能に陥ったりなどしたら今までの苦労が水の泡です。
私も施工開始まで9か月間と言う長い時間を待たされました。その間に九州で出力制御が実行されたり、業者の倒産の話題がでたりと不安な中、長い期間を待たされたのは覚えています
それに比べて中古発電所は施工が終わった物件になります。購入したらすぐに売電開始になるのでその辺りの不安やリスクは極めて低いと私は考えます
メリット3、安く購入できる可能性がある
こちらが運が良ければ大きなメリットになる可能性があります
なぜなら以前は太陽光発電を導入すると一括償却ができ節税が出来たからです。これを生かして太陽光発電所を企業が作り節税をしていたのです。
現在は目的が達成されて現金化を進めている企業が良くあると聞きます。そこで企業が売却した太陽光発電を安価で購入し高利回りで運用できるチャンスが訪れてきてるのです
これが安く購入できる可能性ですね
他にも一般の人が現金に困ったり、相続で売り払おうとする人が出てくるかもしれません。そのような時は購入側はチャンスであり買い進めるのも一つの手かもしれません
デメリット1、ずさんな管理の発電所を購入する可能性
これが中古発電所の不安な所です
メリット3で話た節税対策の一環で作った人達が、適切な管理をおこなわずそのまま売却した可能性が大いにあります。
この様な発電所を購入してしまったら後から修理費や部品の交換などで余計な出費が発生する可能性も否定できません。そうならない様に購入前は必ず発電所を確認して何も問題ないか自分の目で確認する事をお勧めします。
デメリット2、売電期間が短い
この売電期間が短いのも大きな問題の一つです
なぜなら太陽光発電はFITにより20年の固定買取が約束されていますが、20年過ぎてからは売電単価が下がり利回りの低い状態で事業を続けるか、解体するかの選択肢をしなれればいけません。
FIT終了後に継続して太陽光発電を行う予定で購入するにしても利回り計算が卒FIT後を考慮した計算になりますし、解体を選択する場合は解体費も掛かってきます。せっかく得た利益を解体費で使ってしまっては本末転倒です。この辺りを踏まえて購入することをお勧めします。
まとめ
・実績があり安定してすぐに売電を開始したい人にはお勧め
・前任者の管理面に気を付けて一度は発電所の現状を確認してから購入
・売電期間が短い分利回りが高い可能性もあるのでその辺りを考慮しながら検討
この様にすぐに始められる事が出来るので中古発電所もとても魅力的だと私は感じました。新規には新規なりのデメリットも存在しますその辺りを踏まえて検討するのも良いでしょう