ズヤ発電所のマネー通信

太陽光発電とお金の情報発信ブログ

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自分の土地だからといって太陽光発電は必ず出来るわけではない話【実体験】

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ズヤです!こんにちは!

 

私はサラリーマンをしながら太陽光発電投資をしている兼業の投資家です

 

太陽光発電投資を始めた理由は、会社勤め以外の収入源が欲しいのが理由と、祖母の土地が色々な場所に有り、管理が大変だったことが理由です

 

そして一度太陽光発電を開始すると2機目、3期目と増やしたくなります

 

そこで他の土地に太陽光発電が設置できるか、業者さんと打ち合わせをしたところ、中々難しい場所ばかりだという結果になりました

 

土地さえ持っていれば基本的に設置できると考えていた私の考えは、ことごとく打ち砕かれました

 

今回は私の実体験を元に設置できなかった土地の紹介です

 

自分の土地だからといって太陽光発電は必ず出来るわけではない話【実体験】

 

土地の近隣住民から否定される

 

良くあるパターンの近隣住民から否定されて、そのまま計画が無くなる話です

 

私の保有する土地で借家が並んでる場所の隣に、使っていない土地がありました

 

土地の面積もそこまで大きい面積は無く、太陽光パネルをぎりぎり敷き詰めると、借家との距離が30cmの間しかないような狭い間隔です

 

流石に、家の隣に太陽光パネルが並んでは、邪魔以外の何物でもありません

 

その様な理由から太陽光発電の計画は無くなりました

 

そして残念な事に、ここで太陽光発電風評被害が出てきてしまいました

 

「パネルが飛んできたり、変な電磁波が出てて人体に影響があるって噂もあるし・・・」

 

太陽光発電のトラブルが起きた場合にニュースになる事が良くあります。その悪いニュースだけは記憶に残っていたのでしょう

 

この様な言葉もあり、理解を得られることは難しいと言う実体験です

 

 

 

山奥過ぎて近くに電柱が無い

 

この土地については最初から無理そうだったのですが、一応調べてみて「無理」が確信に変わっただけの話です

 

保有している土地の一つに、獣道を進んだ先にある元畑の土地があります。広さ的には700㎡と、太陽光発電には適している土地で十分な広さです

 

しかし場所が悪く山奥という事もあり、電柱がその土地の周辺にはありませんでした

 

太陽光発電で作った電気を送る。その為には電柱と電線が必要で、それが周囲になければ太陽光パネルを設置する意味がありません

 

仮に実費で電柱を引くにしても1本あたり30万円以上、それが何本も必要となれば、それだけ利回りの低下につながります

 

ましてや荒れた土地です。土地の整地も必要になり更なる費用が掛かる事は目に見えていました

 

そんなこともあり、山奥の土地も太陽光発電には適していないと判断し計画はとん挫しました

 

農業委員会から拒否される

 

元々は農業をやっていた土地は必ず、農業委員会に農地の転用が出来るかどうかの確認をしなければいけません

 

ここで拒否されてしまえば太陽光発電は残念ながらできません

 

そして私の保有している土地は、残念な事に農業委員会からの許可が下りる事なく、あえなく太陽光発電を設置できませんでした

 

理由としては「農業振興地域の農用地区域内に該当しているため設置ができない」との理由です

 

農業振興地域とは

農業振興地域は、農業振興地域の整備に関する法律(以下、農振法)に基づき、市町村が策定する農業振興地域整備計画により決定される。策定に当たっては、向こう10年間の農地利用を考慮して計画が立案される。計画では、農用地等として利用する土地を農用地区域として設定し、農業の発展に必要な措置が集中的に行なわれる。

 

引用元:Wikipedia

 

この様な理由から太陽光発電はおろか、農業以外の使い道がかなり制限された土地だったという事が判明しました

 

誰も農業が出来ないので、せめて太陽光発電で土地を活用して、地域貢献しようとしているのにこの仕打ちです

 

日本の律義にルールに縛られている、典型的なお堅い考えに、邪魔をされたような感じですね

 

どうせ誰も使う人がいないなら活用させてもらいたいものです

 

自分の太陽光発電所の近くにもう一つ設置するのは難しい

 

太陽光発電2つ目の最有力候補だった土地が、実は設置するのが難しいかもしれないという話が出てきました

 

私の1つ目の太陽光発電所は祖母の家の裏に施工しました

 

そして2つ目の太陽光発電所は祖母の家の前の土地に施工をしようとしています

 

しかし、ここで重大な問題が発覚しました。その問題は「地目は全て違うが、名義が全て同じ人の為、全体で一つの土地として見られる可能性がある」との理由です

 

 全て地目も違うし、区分けされた土地の端と端です。真ん中が宅地になっているので、同じ場所に設置しているとは思えないような距離なのですが、可能性としてあるようです

 

あくまでも可能性の話であり、実際に申請してみないと分からないと言う事です。現在は申請してみるだけ申請して結果が出次第、次に進む感じですね

 

この様な理由から最有力候補の土地も、太陽光発電が出来ない可能性が出てきました

 

まとめ

 

  • 宅地近くに設置する場合は近隣住民の理解が必要になる可能性
  • 電柱が近くにない場合は電柱も必要になる
  • 農業振興地域で農業以外認められない可能性
  • 地目が違えど土地が密集している場合は全体で一つと捉えられる可能性

 

以上が、自分の土地だからといって太陽光発電は必ず出来るわけではない話についての記事です

 

太陽光発電は現在、国の制度に依存した投資です

 

国が関わっていると安全性は守られている反面、規制が厳しかったり制度の変更が多々あったりするのも仕方ありません

 

土地が沢山あるから、どれか一つくらい設置できるだろうと言う考えは、見通しが甘かったわけです

 

今回の失敗例を通じて「視野を広く持つことの大切さ」を次の事業や投資に生かしていきたいと今回は思いました