太陽光発電の未稼働案件、FIT認定を取り消す措置を検討らしい
ズヤです!こんにちは!
太陽光発電の固定買取制度FITが始まった当初は制度の内容があまく、上手に活用できればやりたい放題で、ずいぶんと周りよりも得をした人達が沢山いたらしいです
そして時間が経つにつれて制度の見直しが行われ、現在のFITに見直されたそうです
しかし初期のFIT制度の名残で、高単価の案件がいまだに未稼働なところもあります
現在のFIT14円などは3年以内に作ら無ければ認定取り消しになりますが、初期の頃の30円台の案件は3年が過ぎても、取り消しにならずに残しておけるそうです
そんな高単価の未稼働案件に今回はメスを入れるようです
太陽光発電の未稼働案件、FIT認定を取り消す措置を検討らしい
太陽光発電関係のニュースでこんな記事が
この記事の内容によると、
経済産業省は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)をめぐり、長期間にわたって、未稼働となっている事業用太陽光発電の認定を取り消すなどの制度導入の検討に入った。FIT認定では、電力系統に送り込むことを前提にしており、未稼働の分を仮押さえする状況が続いている。このため、新規参入事業者の系統利用が阻害されているのが実情で、未稼働を続けることができないように取り組む。
引用元:産経新聞
要するに、太陽光発電を導入するためのコストが下がるのを持っている人達が、数多く存在するという事です
コストが下がってから高単価の案件を稼働させるとどうなるのか
では、コストが下がったところで、30円台の案件を稼働させるとどうなるかざっくりと考えてみます
- 2019年のFIT単価が14円
- 2014年のFIT単価が32円
この二つがあったとします
そして現在のFIT単価14円の利回りが約10%前後
このコストでFIT単価32円の案件で施工した場合は単純計算で利回りが約20%に跳ね上がります
当たり前の話ですが、単純に電気を売る価格が倍なのですから、利回りも倍になります。そしてこの利回り20%は、有名な投資家ウォーレンバフェットの投資利回りとほぼ同じなのです
ほんの数年・・・ほんの数年我慢しただけでここまで利回りの差が広がります
とてもうらやましい限りです
私個人の感想
認定を取り消す制度は導入してほしいと思う
ここから数年後は更に太陽光パネルの単価は下がり、コスト面も下げるために新たな制度の導入も検討されています
そんな中、消費者の電気を買う価格より、事業者の売る単価が高い「相場の逆転」が起きている案件がドンドン稼働されるのはあまりよろしくありません
以前なら、太陽光発電を推進させるための特例処置として認められてきましたが、太陽光発電も新たな時代に突入しようとしています
出来る事なら売電の利益に、大きな差はない制度に見直されてほしい物です
まとめ
- コストが下がってから作ろうとしている人が多すぎる
- 現状FIT初期の案件は何年も放置できる
- コストが下がってから作ると高利回りになる
- 出来る事なら取り消す方向で進んでほしい
以上が、太陽光発電の未稼働案件、FIT認定を取り消す措置を検討らしい、という話でした
前々から初期に始めた人と最近始めた人では、太陽光発電の利益に差がありすぎ様な気がしていました
今回の未稼働案件の措置で、これ以上は差が生まれない事を願うばかりです
健全な太陽光発電事業に努めていきたいですね