太陽光発電は土地に対して小さく作ると費用や税金面で苦労する理由
ズヤです!こんにちは!
太陽光発電は高額な商品なので、利回りが高ければ小さい発電所でも、良いのではないかと思う事があるかもしれません
しかし、この考え方には注意が必要で、本当に見るべきは、税金や管理費などを差しいた実利回りです
小さい発電所だと差し引かれる費用が圧迫されて、手元に残るお金が少なくなる可能性があります
今回は私が小さく作ってしまった発電所を元に、手元にお金が残らない理由を解説したいと思います
太陽光発電は土地に対して小さく作ると費用や税金面で苦労する理由
管理に必要な機材は発電所の規模には関係ない
太陽光発電は、ほったらかしの楽々管理とは、遠い存在にあります
自己管理にしても委託にしても、管理にはある程度の費用が掛かるのが当然です
そして費用ですが、太陽光発電の規模が小さいさければ、その分安くなるのかと言えば、そうでもありません
例えば、月10万円の売電収入のある発電所と、月20万円の売電収入がある発電所があったとします
それを自己管理するにしても、草刈機などの機材は必要になり、その購入金額は変わりません
少ない売電収入の発電所だと、草刈機を購入した経費の部分が圧迫して、手元に残るお金が少なくなります
私はこの経費の部分を考えずに、土地に対して小さく作ってしまいました。その結果、本来得られるであろう収益よりも少なく、経費がより圧迫する発電所になってしまいました
これは大きな失敗ですね
小さい発電所は時間効率が悪い
小さな発電所の欠点は、時間効率が悪い事が上げられます
規模が小さいのなら、作業時間は少なくてすぐに終わるのでは?と思うかもしれませんが、そうとも言い切れません
太陽光発電の管理には移動が必要で、移動距離が遠ければ遠いほど、時間効率が悪くなります
そんな移動時間で時間を消費しているのに、小さな発電所の場合は、得られる収入が少ないのです
時は金なりと言う言葉があるくらいなので、時間効率も気にした方が、良いのかもしれません
他にも太陽光発電は事業なので、確定申告や書類の提出が多くあります
この書類の作成にも時間が掛かるのは当たり前で、発電所の管理に加えて書類作成は相当な時間が取られます
この辺りも踏まえて、小さな発電所を購入するか、考えたほうが良いのかもしれません
私の場合は自宅から近かったこともあり、発電所の管理はそこまで時間効率は悪くありません。しかし書類の作成などは、時間が取られるので時間効率は悪いと思います
土地の税金が負担になる
土地に対して小さいな発電所を作ると、土地の税金が大きな負担になります
太陽光発電の土地は雑種地として扱われるので、税金の支払いが多くなることもあります
小さく作れば作るほど、売電収入は少なくなるので、税金を支払う負担は増加します
そして厄介なのが、20年のFITが終わった後も土地を保有している限り、税金を支払わなければならないという事です
FIT終了後に太陽光発電を継続するのかは各々の判断ですが、土地を保有する限り税金は払い続けなければなりません
土地の税金が高く太陽光発電を継続しないなら、税金と土地の管理が、大きな負担になります
無駄に土地が広い発電所や、土地に対して小さく作るのは、やめた方がよさそうです
私はこの税金部分を軽視していました。20年後をもっと見据えて、発電所を作っていれば良かったと、後悔する時もあります
買い手が見つかりにくい
自分にとっては好条件の発電所でも、他の人にとっては好条件とは限りません
小さな発電所は経費の部分や、時間効率が悪い事により、売却が必要になった時に、買い手が見つからない可能性もあります
自分の環境が変わる可能性もあるし、急な現金が必要になる可能性も考慮すると、出来るだけ売却がしやすい発電所であった方が、都合は良いと思います
ですので、自分には利回りが高く立地も良い案件でも、他の人にとっては良い案件なのか、考える必要もあるのかもしれません
私の1基目の発電所は、自分の都合だけで作ったので、きっと売る時は買い手は見つかりにくいと思います。売却を考えるなら、最大値で作るべきだったと反省しています
まとめ
- 小さい発電所でもかかる経費は一定
- 小さいと時間効率が悪い
- 土地の税金が負担になる事もある
- 売りたい時に売りにくい可能性もある
以上が、太陽光発電は土地に対して小さく作ると費用や税金面で苦労する理由です
今回は土地に対して、小さく作ってしまった発電所の、後悔と苦悩を記事にしてみました
ビジネスは小さく始めたほうが良いという言葉もありますが、小さく作ると出てくる後悔も後からドンドン出てきます
しかし、今回の1基目の経験は、2基目の計画に生かされているのも事実です
小さく作って経験できたからこそ、2基目は躊躇なく大きく作る事が出来そうです
私の様な細かい所で後悔する可能性もありますが、後から数を増やせば解決できるレベルでもあります
規模が大きくなれば本当に小さな後悔です
まずは利益を出せる案件を購入して、太陽光発電を経験するのも、一つの方法かもしれません