太陽光発電の予定地の視察、晴の日だけではなく雨の日も確認したい理由
ズヤです!こんにちは!
産業用太陽光発電を購入する場合は、施工する場所の土地を確認する事が、ほとんどだと思います
そしてほとんどの方が、日当たりの確認と立地条件で、購入を決めている事が多いと思います
しかし、土地関係は見えないリスクが多く潜んでいる場合があり、場合によっては大失敗の結果にも繋がりかねません
特に太陽光発電は15年経過した、残りの5年で一気に資産を増やす仕組みの方が多いと思います
その最低15年と言う、長期に渡った運用中に、トラブルは避けたい所です。しかし設置してからの対策は中々難しく、基本的に継続するしかありません
そこで今回は、太陽光発電の土地選びについて、私が思う所を記事にしたいと思います
太陽光発電の予定地の視察、晴の日だけではなく雨の日も確認したい理由
雨の日も確認した理由
太陽光発電を始める時に、気になるのは日当たりです
これは勿論の事で、日当たりが良くなければ、収入には繋がらないのは当たり前です
しかし、私が気になっているのが、雨が降った後の土地です
雨が降っている最中や雨が降った後に、土地を確認したいのには理由があります
その理由として
- 土地の水捌け
- 排水路が確保されているか
などが挙げられます
元々が水田だったりすると、雨が降っただけでも水分を吸収して、水浸しの泥だらけになります
その様な状態が、長期に渡って続くのには、少し不安があるのが現状です
そして排水路が無い場合は、雨水がそのまま土地に残り続ける事を意味します
この水分が長期に渡って残るのも、架台の劣化を早める原因にもなりますし、地盤がゆるくなり架台が沈むなどの、トラブルも起きる可能性もあります
私が保有する土地では、雨が降った後にぬかるむのは勿論の事、上の方にある土地から下の方にある私の土地に流れ込み、常に水浸しの場所があります
晴の日が長い間続けばさすがに水は無くなりますが、一度雨が降れば1週間以上は水が溜まります
幸い自分の保有している土地で、近くにあったこともあり、何回も現状確認して気が付くことが出来ました
しかし、タイミングが悪ければ施工した後に気が付く結果となり、トラブルが絶えない発電所になっていたかもしれません
水問題で不安がある場所に施工する場合の対策
太陽光発電は施工してしまうと後から修正が難しいのが問題です
ですので出来るだけ施工前に改善と対策をするべきです
対策出来る事としては
- 盛土をして水がたまる場所を無くす
- 水路を新たに作る
- 地盤土壌改良材を混ぜ込む
- 長い杭を打ち込んでもらう
- 軟弱地盤用の杭に変更してもらう
この辺りがあげられます
盛土や地盤土壌改良材は、土地全体の改良になりますので、費用としては最低でも50~100万円以上は見積もる事になりそうです(勿論土地の大きさにもよりますが)
ただでさえ現在は利益が残りにくい太陽光発電です
流石に更に100万円以上の費用を掛けるのは、躊躇してしまいますね
ですので考えられる方法としては、長い杭に変更してもらうか、軟弱地地盤用の特殊な杭にしてもらうかです
最近では、ソーラーシェアリングなどで、水田に太陽光発電設備を設置する機会も増えており、杭なども環境に合わせて進化しているみたいです
施工する予定の土地に不安があるなら、業者さんと相談して杭の長さを変更してもらうなどの、出来る範囲での対策は依頼した方が良いのかもしれません
他にも様々な方法があると思います。ただ一つだけ言える事は、業者さんの話を鵜呑みにせず、出来るだけ視野を広げていた方が良いという事です。
質の悪い業者さんに当たった場合は、施工しやすい方法を取っているだけの可能性もあります
20年と言う長期投資をするのは我々です。その辺りのすり合わせをしっかり行い、我々の意思を反映してくれる業者さんと出会いたいですね
まとめ
- 水捌けなども確認した方が良い
- 水問題が地盤沈下の原因になる可能性も
- 対策は施工前にしておきたい
- 方法は沢山あるので土地にあった方法を検討
以上が、太陽光発電の予定地の視察、晴の日だけではなく雨の日も確認したい理由です
今回は、私が保有する土地を参考に、記事を書きました
私の土地は一部が常にぬかるんでいるので、歩くだけで足のくるぶし近くまで沈む場所があります
この様な場所に施工するのは、リスクが高く20年持つとは到底思えません
出来るだけ、水対策が終わってから、施工を開始したいと思います